ボクキキⅩⅠサクラコ編2:フクザツな再会。
「初恋の人と、再会できて、うれしい。こんなカタチだけど」
初恋の人?ぼく??きょとんとしているぼくを見て、
「相変わらずねー、ヒトミくん、三中のころから、ずっと」
「三中、って、西三中?」
「そうよ」
そういえば、どこか見覚えがあるような。
「ヒントは、名前」
チェリーさん・・・チェリーは日本語で・・・だから、サクラ・・・あ!
「わかった?」
「サクラコ?」
「ピンポン」
「うわー、久しぶりー、うれしいなぁ、いまなにやってるの?」
「なに、、、って」
あ、そうか、ソープのオネーサン、、、ぼくはそのお客。。。ヒトミ、大バカ。
サクラコは笑っているけれど。
彼女は、ぼくとおなじ中学校。西三中ってのが、それ。ぼくが中3のときの、中1。
というより、ぼくの親友シンジの妹。
昔はあんなに子供だったのに、ってあたりまえか。だって、6年ぶり?こんなところで、こんな会いかたするなんて、うれしくって、フクザツです。
しかも、なにがどうなって、「例の女」
「運命のいたずら、だね」
「違うよ、運命じゃないよ、ずっと前から決められていたこと」
「決められていた、って、決めた人がいるの?」
「いる。それも、ヒトミくんにとても近い人」
どうせ聞いたって、教えてくれないんだろう。ぼくのことを、ぼくがいちばん、知らない。
「それで、結局、ぼくたちはスルの?」
「シなきゃヒトミ君のミッションは、遂げられないでしょ?」
「でもなあ、サクラコとなあ、シンジのこともなあ、なんだかなあ」
「これでも、まだ迷う?」
いきなりサクラコが、スルスルって感じで、ハダカになった。
なに、その、カラダ!?
恥ずかしそうに、顔を赤らめるサクラコ。でも隠した手を押しのけるように、盛り上がっている胸。そこから下へ流れるカラダの曲線は、ウエストに向かって急激にカーブし、くびれきった瞬間、外に向かってはじけるように、豊かな腰を描いている。あどけなさのどこか残る顔と、このボディーは反則だ。
よし、罰を与えてやる。
「まあ、一回くらい、調子見ておくか」ぼくは、クールに言い放った。
「でもね、」サクラコ
「わたしが相手っていうことは、ヒトミくんにとって、いいニュースではないよ」
、、、わかっている。
「わたしには、そもそも、イレられない。もしかしたら、最強、最凶の敵」
敵って口にしたわりに、やさしい目で、ぼくを見る。
「でもなんで、サクラコがその役柄をやらなければならないんだ?もっと別の出会い方もあったはずなのに」、、、悲しいね。
「すべては、ヒトミくんのため」
ぼくのため?
「でも、その秘密は、いまはまだ話せない。でしょ?」
「・・・うん」
わかった、シよう。サクラコとなら、どんな結果が出ても、受け入れられる。
二人ハダカで、ベッドに横たわる。
「ヒトミくん、昔よくわたしの胸、触ってたよね」
「あの頃は、板みたいだったのに」
「わたし、感じてたのよ」
「子供でも感じるの?」
「もちろん!でも、ココロとカラダ、8対2くらいだけどね」
「ちょっと、はずかしいんだけど」
「なに?」
「告白。ぼくのはじめてのオナニーの主人公は、サクラコだった」
、、、はずかし。
でも、サクラコ、にっこり微笑んで、
「光栄デス。どんなストーリー?聞きたいな」
「空想の話だからね。妄想の話だからね。笑わない?」
「もちろん」
「朝、シャワーを浴びて出てきたばかり、とても気持ちのいい朝なんだ。ぼくはスッパダカで朝食の準備をしている。トーストの焼けるいいにおいがしてきた」
「あのー、なんでスッパダカで朝食なの?」
「だから、空想だって」
オナ時に、空想するだけなら、なにをやっても逮捕されない。これは、基本的オナ権だ。
「続けていい?トーストのいいにおいがしてきた。ところが、トーストって、ぴょーんと出てくるよね、で、それが、ぴょーんとぼくのピエールに命中したんだ。ピエールって、事情があって、ぼくのアレの名前なんだけど、焼きたてだから熱いわけ、わかる?」
サクラコは、別にわからなくてもいい、って顔をしている。
「そこへ、ドアを開けて入ってきたのが、サクラコ!」
サクラコは、わたしはそんなところにいたくない、って顔をしている。
「やけどをしたピエールを見て、やさしいサクラコは、すぐに冷やそうとしてくれる。
氷で冷やしたタオルで包んでくれたり、バターをぬってくれたり、その手触りったら・・・はぁはぁはぁ」
「ヒトミくん、落ち着いて、空想の出来事ってこと、忘れないでね」
「それでも痛みは取れない。でも両手は、タオルとバターでふさがっている。
さあ困った、サクラコ。真っ赤にハレたピエール、ハレてるのは、やけどのせいだけじゃないんだけどね、ぐふふぐghつgh、さあ、どうする、サクラコ!」
「ヒトミくん、目がイッてるんだけど」
「当然のように、慣れた様子で、ピエールを口の中にしまい」
「慣れてないって」
「傷を癒してくれるのは、氷でもバターでもない、人肌だ!そして傷口にサクラコの唾液がしみこみ、イタッキモチイイタッキモチイイタッキモチイチイーチイーチイーーー・・・」
ヒトミくんっヒトミくんっ、ってサクラコの声で、ぼくは正気に戻った。トランスしていたようだ。
「お口の中までは聞いたけど、その先はどうなるの?」
「どうなるのかなぁ、いつもこの辺でイッテたから」
サクラコ、本格的にあきれている。
「じゃ、わたしも告白するけど、わたしも、初めての主人公は、ヒトミくんだったの」
「へぇ、そうだったんだ!どんな話か、教えてよ」
「中学生時代のこと。実話」
実話?
「はずかしいから、ここまで。あとはナイショ」
サクラコは、小指の先までまっかっかに赤面している。小指も赤面・・・そんなにすごいストーリーなのか?
「それって、濡れるの?」
「(赤面)どぶんどぶん」
「それで、イッたの?」
「(赤面)ずどんずどん」
知りたい、、、どんなストーリーなんだろ。
「じゃあ、そろそろスタートしようか」
と経験者の余裕で初心者に声をかけてみたのだが、そろそろスタ、のところで、
サクラコはピエールを口で捕獲していた。
あのなぁ、処女!しかも、メチャウマ。
「店長に特訓受けたの」
ぬぁにおー、あの店長!オネーサンに手をだしたことない、とか言っといて、でもサクラコこんなにぐちゅぐちゅぐちゅうまいと気持ちよくって、、、店長、さすがです。
「ちょっと待って、サクラコ、でちゃうよ、イレないと」あべないあぶない。
「あ、そうか」
じゃもういちど、キスから。。。
そして胸に触れる。その手のひらから、彼女の緊張が伝わってくる。プレッシャー、あるもんな。初めてだもんな。わけのわからない任務もあるしな。キツイよな。
あちこち触っているうちに、愛撫というよりも、マッサージになっちゃった。
サクラコが、アエギ声を上げる。
「そ、こ、きもち、い、い、ヒトミく~ん」
首が、こっている。
「やめて!痛い、ダメ、痛い」
足裏、胃のツボ。
「どーかなっちゃうぅぅ」
背中を、オイルマッサージ。
ぼくは、なにしに来たんだっけ?
まあいい、とりあえず彼女のカラダもほぐれた。すこし濡れてきたぞ。
「ちょっと練習してみよう」サクラコが、不安そうにうなずいている。
サクラコがあおむけになって、ぼくが上になって、脚を開いて、と、ここまでは通常どおり。でもピエールをサクラコの中に、5ミリチェックインしただけで、
「うギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」立ち入り厳禁だ!→タッてるだけに!うぎゃぎゃぎゃははへyひふは、って場合ではない。
サクラコが、申し訳なさそうに、こっちを見上げている。