『伝える本』から。
クライアントが「きちんと」したものを実現したいと 「きちんと」仕事をしてくれよと発注して待っていたら、 とても「きちんと」しているとは認められないものが納品されてきた。 クライアントは (あの業者は『きちんと』したものがつくれないどころか 『きちんと』という言葉の理解もできてないダメ業者だ) と結論を出した。
クライアントに「きちんと」したものが欲しいと言われ、 もちろんです! 私の仕事は「きちんと」がモットーです! と「きちんと」したものを納品したのに、 クライアントに話が違うと怒られた。 (あのクライアントは『きちんと』したものをわからないシロートのくせに、 好き放題言うとんでもないクライアントだ)と彼は思っている。